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00:00:02,000 --> 00:00:07,000
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2
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3
00:00:09,200 --> 00:00:12,120
‎NETFLIX ドキュメンタリー

4
00:00:18,800 --> 00:00:22,000
‎〈雨になり
‎屋根を洗い流したい〉

5
00:00:24,200 --> 00:00:27,200
‎〈波になり
‎過去をさらいたい〉

6
00:00:29,280 --> 00:00:33,160
‎〈燃え上がる炎となり
‎汚(けが)‎れを清めたい〉

7
00:00:35,400 --> 00:00:39,000
‎〈でも出来るなら
‎僕は自分になりたい〉

8
00:00:50,520 --> 00:00:52,320
‎自己紹介します

9
00:00:55,800 --> 00:00:57,800
‎僕はイン･ユグオ

10
00:00:58,680 --> 00:01:00,080
‎16歳です

11
00:01:02,040 --> 00:01:04,360
‎中国の‎昆明(くんみん)‎で育ちました

12
00:01:08,560 --> 00:01:10,880
‎竜になる夢を よく見ます

13
00:01:12,600 --> 00:01:15,600
‎自由に世界を飛び回り―

14
00:01:17,160 --> 00:01:19,000
‎“家”を見つける夢

15
00:01:20,280 --> 00:01:21,440
〝日記　作成／更新〞

16
00:01:21,440 --> 00:01:24,800
〝日記　作成／更新〞 ‎英語での
‎やり取りが好きです

17
00:01:24,880 --> 00:01:27,440
‎語彙(ごい)‎力も伸ばせますし

18
00:01:27,520 --> 00:01:29,320
‎発信を楽しんでます

19
00:01:30,240 --> 00:01:31,880
‎本が大好きです

20
00:01:32,760 --> 00:01:37,280
‎特に中東欧の作品ばかり
‎読んでいます

21
00:01:40,040 --> 00:01:42,280
‎今 高校１年生です

22
00:01:42,760 --> 00:01:47,120
‎地下牢に閉じ込められた
‎竜の気分です

23
00:01:48,840 --> 00:01:53,800
‎東欧のロマン主義作家の
‎詩に夢中です

24
00:01:54,280 --> 00:01:57,080
‎でも試験に出ないから

25
00:01:57,160 --> 00:01:59,960
‎みんなに
‎無意味だと言われます

26
00:02:04,840 --> 00:02:06,920
‎有名な詩の一節です

27
00:02:07,000 --> 00:02:12,520
‎“詩を書かない滑稽さより
‎書く滑稽さの方が好き”

28
00:02:13,800 --> 00:02:17,560
‎僕は詩を読む滑稽さを
‎好みます

29
00:02:18,760 --> 00:02:20,280
‎〈森の木々よ
‎何を嘆いてる？〉

30
00:02:20,280 --> 00:02:22,120
‎〈森の木々よ
‎何を嘆いてる？〉 〝森の木々よ
なぜ泣いている〞

31
00:02:22,120 --> 00:02:22,560
〝森の木々よ
なぜ泣いている〞

32
00:02:22,640 --> 00:02:24,400
〝ミハイ･エミネスク作〞 ‎〈風も雨も
‎ないというのに―〉

33
00:02:24,400 --> 00:02:25,920
‎〈風も雨も
‎ないというのに―〉

34
00:02:26,000 --> 00:02:28,480
‎〈木の枝が悲しそうだ〉

35
00:02:29,120 --> 00:02:32,920
‎〈ああ 夏が終わるのを
‎嘆いてるのさ〉

36
00:02:33,800 --> 00:02:37,240
‎〈木の葉が
‎落ちてしまうから〉

37
00:02:40,600 --> 00:02:44,160
‎〈息子は“星の使い”です〉

38
00:02:45,160 --> 00:02:46,480
‎〈話し相手は 宇宙のみ〉

39
00:02:46,480 --> 00:02:48,120
‎〈話し相手は 宇宙のみ〉 ツァイ･チンの声
ユグオの母

40
00:02:48,120 --> 00:02:49,720
ツァイ･チンの声
ユグオの母

41
00:02:53,720 --> 00:02:57,360
‎〈地球上に
‎理解者はいません〉

42
00:03:00,600 --> 00:03:02,440
‎〈孤独な子でした〉

43
00:03:11,000 --> 00:03:15,880
‎〈彼を気に留める人は
‎いませんでした〉

44
00:03:17,240 --> 00:03:23,440
‎〈私にできるのは 泣く彼を
‎抱きしめることだけ〉

45
00:03:24,840 --> 00:03:28,600
‎〈慰めるしかできず
‎胸が痛みました〉

46
00:03:28,680 --> 00:03:33,360
ツァイ･チン
ユグオの母

47
00:03:36,120 --> 00:03:39,720
‎両親は僕を愛し
‎理解してくれます

48
00:03:40,400 --> 00:03:40,880
‎でも僕は留学しないと
‎前に進めません

49
00:03:40,880 --> 00:03:44,120
‎でも僕は留学しないと
‎前に進めません イン･ヨンリン
ユグオの父

50
00:03:44,120 --> 00:03:44,760
イン･ヨンリン
ユグオの父

51
00:03:49,560 --> 00:03:52,160
‎〈願いは４つです〉

52
00:03:52,240 --> 00:03:55,640
‎〈１つは今後も
‎知性を伸ばすこと〉

53
00:03:55,720 --> 00:04:02,600
‎〈２つ目はあらゆる
‎創造活動で喜びを得ること〉

54
00:04:02,680 --> 00:04:07,720
‎〈例えば文学や
‎芸術の分野においてです〉

55
00:04:07,800 --> 00:04:11,680
‎〈３つ目は
‎自分の創造活動をもって〉

56
00:04:11,760 --> 00:04:16,880
‎〈世界の芸術や文化に
‎貢献すること〉

57
00:04:16,960 --> 00:04:21,120
‎〈４つ目は新社会で
‎愛を見つけることです〉

58
00:04:22,840 --> 00:04:24,000
〝ご相談〞

59
00:04:24,080 --> 00:04:27,240
‎ルーマニア政府教育省 御中

60
00:04:27,720 --> 00:04:32,000
‎私はルーマニアへの留学を
‎夢見ています

61
00:04:32,080 --> 00:04:35,400
‎バカウ大学 ご担当者様

62
00:04:35,480 --> 00:04:38,080
‎私は中国の高校生です

63
00:04:38,160 --> 00:04:42,240
‎エミネスクや
‎ルーマニアを敬愛してます

64
00:04:43,440 --> 00:04:49,920
‎〈ある日 ユグオから
‎ルーマニアへ留学したいと〉

65
00:04:50,000 --> 00:04:53,680
‎〈問い合わせの
‎メールが届きました〉

66
00:04:54,160 --> 00:04:59,240
‎僕にとって“文学の国”
‎であるルーマニアで

67
00:04:59,320 --> 00:05:03,400
‎語学を学び
‎文学の道に進みたいのです

68
00:05:06,080 --> 00:05:06,240
〈留学希望者の中でも
ルーマニアへの愛を―〉

69
00:05:06,240 --> 00:05:08,520
〈留学希望者の中でも
ルーマニアへの愛を―〉
エイドリアン･
アパヴァロエイ

70
00:05:08,520 --> 00:05:08,600
〈留学希望者の中でも
ルーマニアへの愛を―〉

71
00:05:08,600 --> 00:05:11,120
〈留学希望者の中でも
ルーマニアへの愛を―〉
バカウ大学
事務局幹部

72
00:05:11,120 --> 00:05:11,920
〈留学希望者の中でも
ルーマニアへの愛を―〉

73
00:05:12,000 --> 00:05:15,720
‎〈熱弁したのは
‎彼だけでした〉

74
00:05:16,200 --> 00:05:19,040
‎〈すぐ返信しました〉

75
00:05:19,120 --> 00:05:23,040
‎〈まさに
‎私が求める学生でした〉

76
00:05:26,040 --> 00:05:29,160
‎僕の前世は
‎カルパティア山脈の竜

77
00:05:30,960 --> 00:05:33,080
‎その ふもとの大学に

78
00:05:33,160 --> 00:05:37,760
‎留学できるなんて
‎すてきな偶然ですよね

79
00:05:55,760 --> 00:05:58,680
‎〈息子が
‎ルーマニアへ留学する〉

80
00:06:01,200 --> 00:06:03,320
‎〈どうやって守る？〉

81
00:06:03,920 --> 00:06:06,320
‎〈私たちは束縛せず〉

82
00:06:06,400 --> 00:06:09,400
‎〈自由に生きるよう
‎育てました〉

83
00:06:10,360 --> 00:06:14,360
‎〈でも母として
‎彼を守りたいと―〉

84
00:06:14,440 --> 00:06:16,400
‎〈葛藤していました〉

85
00:06:21,520 --> 00:06:26,520
‎〈空港へ向かう日
‎息子の写真を撮りました〉

86
00:06:27,960 --> 00:06:30,680
‎〈感傷的なのは嫌ですが〉

87
00:06:30,760 --> 00:06:34,000
‎〈別れがあまりに
‎怖かったのです〉

88
00:06:38,680 --> 00:06:40,320
‎〈ルーマニア留学を目指す
‎息子の意志は立派です〉

89
00:06:40,320 --> 00:06:44,280
‎〈ルーマニア留学を目指す
‎息子の意志は立派です〉 イン･ヨンリン
ユグオの父

90
00:06:44,280 --> 00:06:44,800
イン･ヨンリン
ユグオの父

91
00:06:45,040 --> 00:06:49,560
‎〈ですから
‎本当は寂しいですが―〉

92
00:06:50,040 --> 00:06:52,000
‎〈止めませんでした〉

93
00:06:58,560 --> 00:07:04,360
‎〈鏡越しに 息子が私に
‎ほほ笑むのを感じました〉

94
00:07:06,120 --> 00:07:10,840
‎〈でも私は 涙を
‎こらえるのに必死でした〉

95
00:07:17,640 --> 00:07:20,360
‎人生最大の冒険だ

96
00:07:22,720 --> 00:07:23,880
‎新たな洞窟へ旅立つ時だ

97
00:07:23,880 --> 00:07:25,160
‎新たな洞窟へ旅立つ時だ 〝新たな洞窟へ〞
イン･ユグオ作

98
00:07:25,160 --> 00:07:26,000
〝新たな洞窟へ〞
イン･ユグオ作

99
00:07:26,000 --> 00:07:29,560
〝新たな洞窟へ〞
イン･ユグオ作 ‎今より高く広く
‎そして明るい洞窟へ

100
00:07:29,560 --> 00:07:30,000
‎今より高く広く
‎そして明るい洞窟へ

101
00:07:30,760 --> 00:07:32,840
‎道中 雪が降ろうと

102
00:07:32,920 --> 00:07:35,080
‎強い風が吹こうと

103
00:07:36,640 --> 00:07:39,040
‎そこが僕を呼んでいるから

104
00:07:39,880 --> 00:07:41,080
‎僕は行く

105
00:07:45,560 --> 00:07:48,360
‎〈到着して驚いただろうね〉

106
00:07:48,440 --> 00:07:54,240
‎〈バカウは人口わずか
‎20万人の小さな町だ〉

107
00:07:54,240 --> 00:07:54,560
‎〈バカウは人口わずか
‎20万人の小さな町だ〉 〝バカウ〞

108
00:07:54,560 --> 00:07:55,080
〝バカウ〞

109
00:07:55,080 --> 00:07:58,160
〝バカウ〞 ‎〈ブカレストのような
‎大都市じゃない〉

110
00:07:58,160 --> 00:07:59,200
‎〈ブカレストのような
‎大都市じゃない〉

111
00:07:59,280 --> 00:08:02,680
‎〈普通なら 通過する町だ〉

112
00:08:04,680 --> 00:08:06,920
‎〈母さん ついに来たよ〉

113
00:08:07,000 --> 00:08:10,560
‎〈ヴァシレ･アレクサンドリ
‎バカウ大学だ〉

114
00:08:11,720 --> 00:08:14,120
‎“ヴァシレ･アレクサンドリ
‎バカウ大学”

115
00:08:15,000 --> 00:08:17,120
‎〈歴史ある建物だ〉

116
00:08:18,480 --> 00:08:20,680
‎〈これはエミネスク〉

117
00:08:22,840 --> 00:08:26,440
‎〈お世話になってる
‎エイドリアンさん〉

118
00:08:27,600 --> 00:08:29,160
‎〈僕の教室〉

119
00:08:32,200 --> 00:08:35,120
‎〈ルーマニア語の
‎ドルーガ先生〉

120
00:08:36,280 --> 00:08:38,520
‎〈これはダニーラ先生〉

121
00:08:39,000 --> 00:08:41,320
‎〈中国人の生徒に教えたのは
‎初めてでした〉

122
00:08:41,320 --> 00:08:44,400
‎〈中国人の生徒に教えたのは
‎初めてでした〉 イオアン･ダニーラ
ルーマニア文学教師

123
00:08:44,480 --> 00:08:45,160
‎〈ルーマニア文化を
‎学びに来た留学生に〉

124
00:08:45,160 --> 00:08:48,440
‎〈ルーマニア文化を
‎学びに来た留学生に〉 ペトロネラ･サヴィン
ルーマニア文学教師

125
00:08:48,520 --> 00:08:50,760
‎〈初めて会いました〉

126
00:08:50,840 --> 00:08:53,160
‎〈大学に入ったと〉

127
00:08:53,240 --> 00:08:53,920
‎〈背の高い青年でした〉

128
00:08:53,920 --> 00:08:56,000
‎〈背の高い青年でした〉 ルミニタ･ドルーガ
ルーマニア文学教師

129
00:08:56,080 --> 00:08:58,000
‎〈日頃の彼の服装には
‎驚かされました〉

130
00:08:58,000 --> 00:09:00,760
‎〈日頃の彼の服装には
‎驚かされました〉 エレナ･ボンタ
英語教師

131
00:09:00,760 --> 00:09:01,840
‎〈日頃の彼の服装には
‎驚かされました〉

132
00:09:01,920 --> 00:09:04,280
‎〈いつも白いシャツ〉

133
00:09:04,360 --> 00:09:07,880
‎〈ボタンを
‎一番上まで留めてた〉

134
00:09:07,960 --> 00:09:09,760
‎〈ピシっとしてた〉

135
00:09:11,520 --> 00:09:16,440
‎〈彼はいつも
‎黒板を消してくれました〉

136
00:09:16,520 --> 00:09:21,200
‎〈移動の際 私のパソコンを
‎持ってくれました〉

137
00:09:22,960 --> 00:09:25,640
‎〈彼に聞きました〉

138
00:09:25,720 --> 00:09:26,200
‎〈“君は人口
‎何万人の町から来たの？”〉

139
00:09:26,200 --> 00:09:28,440
‎〈“君は人口
‎何万人の町から来たの？”〉 エイドリアン･
アパヴァロエイ

140
00:09:28,440 --> 00:09:28,520
‎〈“君は人口
‎何万人の町から来たの？”〉

141
00:09:28,520 --> 00:09:30,560
‎〈“君は人口
‎何万人の町から来たの？”〉 事務局幹部

142
00:09:30,560 --> 00:09:31,080
事務局幹部

143
00:09:31,080 --> 00:09:31,160
事務局幹部 ‎〈ブカレストの５倍の人口と
‎聞いて―〉

144
00:09:31,160 --> 00:09:35,320
‎〈ブカレストの５倍の人口と
‎聞いて―〉

145
00:09:35,400 --> 00:09:39,120
‎〈私は“なぜバカウに？”〉

146
00:09:43,880 --> 00:09:44,800
‎バカウの町が好きだ

147
00:09:44,800 --> 00:09:46,320
‎バカウの町が好きだ ユグオのブログ

148
00:09:46,320 --> 00:09:48,000
ユグオのブログ

149
00:09:48,000 --> 00:09:48,760
ユグオのブログ ‎週末は日の出前に眠りにつき

150
00:09:48,760 --> 00:09:52,600
‎週末は日の出前に眠りにつき

151
00:09:52,680 --> 00:09:57,080
‎午後 やわらかな日差しで
‎目を覚ますのが好き

152
00:09:58,280 --> 00:09:59,880
‎ネクタイを締める

153
00:09:59,960 --> 00:10:01,640
‎寝ぼけ‎眼(まなこ)‎で―

154
00:10:02,120 --> 00:10:05,720
‎コーヒーを飲み
‎疲れを癒やす

155
00:10:08,840 --> 00:10:10,720
‎練習しなくちゃ

156
00:10:11,400 --> 00:10:15,960
‎〈愛しきルーマニアよ
‎私がお前に望むものは…〉

157
00:10:18,000 --> 00:10:21,520
‎〈愛しきルーマニアよ〉

158
00:10:23,000 --> 00:10:26,560
‎〈私がお前に望むものは…〉

159
00:10:27,480 --> 00:10:30,200
‎〈エミネスクの詩の中で
‎彼が特に好きだった詩です〉

160
00:10:30,200 --> 00:10:32,800
‎〈エミネスクの詩の中で
‎彼が特に好きだった詩です〉 イオアン･ダニーラ
ルーマニア文学教師

161
00:10:32,800 --> 00:10:32,880
イオアン･ダニーラ
ルーマニア文学教師

162
00:10:32,880 --> 00:10:33,280
イオアン･ダニーラ
ルーマニア文学教師 ‎〈“愛しきルーマニアよ
‎私がお前に望むものは”〉

163
00:10:33,280 --> 00:10:38,240
‎〈“愛しきルーマニアよ
‎私がお前に望むものは”〉

164
00:10:39,360 --> 00:10:42,680
‎〈わが栄えある国
‎なつかしき国〉

165
00:10:43,160 --> 00:10:47,160
‎〈彼に朗読を聞いてほしいと
‎頼まれました〉

166
00:10:47,240 --> 00:10:47,960
‎〈２度朗読した後
‎次は私に朗読してほしいと〉

167
00:10:47,960 --> 00:10:51,160
‎〈２度朗読した後
‎次は私に朗読してほしいと〉 ペトロネラ･サヴィン
ルーマニア文学教師

168
00:10:51,160 --> 00:10:51,880
‎〈２度朗読した後
‎次は私に朗読してほしいと〉

169
00:10:53,480 --> 00:10:57,280
‎〈お前の偉大な過去に
‎偉大な将来！〉

170
00:10:58,120 --> 00:11:02,040
‎〈愛しきルーマニアよ
‎私はそれを望む〉

171
00:11:04,760 --> 00:11:08,640
‎〈画廊で開催した
‎文化の日を祝う会に〉

172
00:11:08,720 --> 00:11:09,800
‎〈ユグオが現れたのです〉

173
00:11:09,800 --> 00:11:12,320
‎〈ユグオが現れたのです〉 イリナ･バカオアヌ
バカウ歴史博物館

174
00:11:12,400 --> 00:11:15,640
‎〈中国人の青年が
‎やって来て〉

175
00:11:15,720 --> 00:11:19,120
‎〈画廊の前で立ち止まり
‎“こんにちは”と〉

176
00:11:19,120 --> 00:11:20,440
‎〈画廊の前で立ち止まり
‎“こんにちは”と〉 オヴィドゥーユ･
ウングレアーヌ　写真家

177
00:11:20,440 --> 00:11:20,840
オヴィドゥーユ･
ウングレアーヌ　写真家

178
00:11:20,920 --> 00:11:22,640
‎〈彼は何者？〉

179
00:11:22,720 --> 00:11:26,480
‎〈おかしな格好に
‎興味を引かれた〉

180
00:11:26,560 --> 00:11:30,600
‎〈ルーマニアの伝統的な
‎帽子をかぶってた〉

181
00:11:30,680 --> 00:11:35,080
‎〈国民的詩人の
‎エミネスクだけでなく〉

182
00:11:35,160 --> 00:11:37,520
‎〈文化を称える日です〉

183
00:11:37,600 --> 00:11:41,240
‎〈皆 とりあえず
‎参加したって感じ〉

184
00:11:42,200 --> 00:11:44,160
‎〈退屈そうだった〉

185
00:11:44,240 --> 00:11:46,880
‎〈イベントの途中で彼が…〉

186
00:11:48,600 --> 00:11:50,040
‎〈こんにちは〉

187
00:11:57,360 --> 00:12:00,840
‎〈今日はエミネスクの詩を
‎朗読します〉

188
00:12:01,320 --> 00:12:06,560
‎〈愛しきルーマニアよ
‎私がお前に望むものは…〉

189
00:12:06,640 --> 00:12:09,200
‎〈参加者は魅了された〉

190
00:12:09,280 --> 00:12:11,920
‎〈会場は静まり返った〉

191
00:12:12,000 --> 00:12:13,080
‎〈彼は一体何を？
‎なぜルーマニア語を？〉

192
00:12:13,080 --> 00:12:14,680
‎〈彼は一体何を？
‎なぜルーマニア語を？〉 ティンクタ･
ベルネヴィク

193
00:12:14,680 --> 00:12:14,760
‎〈彼は一体何を？
‎なぜルーマニア語を？〉

194
00:12:14,760 --> 00:12:15,960
‎〈彼は一体何を？
‎なぜルーマニア語を？〉 ジョージ･
バコビア記念館

195
00:12:16,040 --> 00:12:17,360
‎〈皆 圧倒されてた〉

196
00:12:17,360 --> 00:12:18,680
‎〈皆 圧倒されてた〉 テオドール･Ｇ･カルカン
作家

197
00:12:18,680 --> 00:12:18,760
テオドール･Ｇ･カルカン
作家

198
00:12:18,760 --> 00:12:20,600
テオドール･Ｇ･カルカン
作家 ‎〈彼のルーマニア語が
‎あまりにうまいからね〉

199
00:12:20,600 --> 00:12:23,320
‎〈彼のルーマニア語が
‎あまりにうまいからね〉

200
00:12:23,400 --> 00:12:27,680
‎〈愛しきルーマニアよ
‎私がお前に望むものは…〉

201
00:12:27,760 --> 00:12:31,360
‎〈わが栄えある国
‎なつかしき国〉

202
00:12:32,000 --> 00:12:35,240
‎〈最初 彼の格好を
‎笑ったけど〉

203
00:12:35,320 --> 00:12:37,720
‎〈もう誰も笑わない〉

204
00:12:37,800 --> 00:12:39,080
‎〈誰もが 驚いてた〉

205
00:12:39,080 --> 00:12:41,200
‎〈誰もが 驚いてた〉 ドミトル･ブラネアウ
作家

206
00:12:41,280 --> 00:12:45,320
‎〈夜の星のように
‎暁(あかつき)‎の光のように〉

207
00:12:45,400 --> 00:12:49,800
‎〈お前の子らがただ
‎睦(むつ)‎まじく暮らすことだ〉

208
00:12:49,880 --> 00:12:52,160
‎〈彼の姿を見て―〉

209
00:12:52,240 --> 00:12:56,360
‎〈そして朗読を聞いて
‎確信しました〉

210
00:12:56,440 --> 00:13:01,840
‎〈目の前にいる青年は
‎類まれな存在だと 〉

211
00:13:09,400 --> 00:13:14,800
‎〈次は中国語で
‎読みたいと思います〉

212
00:13:16,720 --> 00:13:22,000
‎〈愛しきルーマニアよ
‎私がお前に望むものは…〉

213
00:13:22,080 --> 00:13:25,080
‎〈すばらしい出来事でした〉

214
00:13:25,160 --> 00:13:30,480
‎〈中国人の青年が突然
‎エミネスクを朗読し〉

215
00:13:30,560 --> 00:13:33,480
‎〈あの場に
‎溶け込んでいました〉

216
00:13:33,560 --> 00:13:38,440
‎〈彼はルーマニアに
‎居場所を探していましたが〉

217
00:13:38,520 --> 00:13:44,320
‎〈我々も自分を発見するのに
‎彼のような人が必要でした〉

218
00:13:44,400 --> 00:13:48,480
‎〈愛しきルーマニアよ
‎私はそれを望む〉

219
00:13:51,520 --> 00:13:53,360
‎〈すばらしい〉

220
00:14:00,640 --> 00:14:05,600
‎〈両親は大学の先生で 彼は
‎一人息子だと聞きました〉

221
00:14:08,640 --> 00:14:12,200
‎〈若いうちから
‎遠い地へ送り出した―〉

222
00:14:12,280 --> 00:14:15,040
‎〈ご両親に驚きました〉

223
00:14:21,920 --> 00:14:26,840
‎〈彼は家を出て
‎使命を果たしていたのです〉

224
00:14:28,240 --> 00:14:31,120
‎〈彼は日々の発見と喜びを〉

225
00:14:31,200 --> 00:14:33,800
‎〈伝えてくれました〉

226
00:14:39,600 --> 00:14:43,360
‎カラスをよく観察してみると

227
00:14:43,440 --> 00:14:43,920
‎羽や‎佇(たたず)‎まいが
‎驚くほど美しいことに気づく

228
00:14:43,920 --> 00:14:47,960
‎羽や‎佇(たたず)‎まいが
‎驚くほど美しいことに気づく ユグオのブログ

229
00:14:47,960 --> 00:14:48,440
‎羽や‎佇(たたず)‎まいが
‎驚くほど美しいことに気づく

230
00:14:49,960 --> 00:14:52,480
‎地元でカラスは滅多に見ない

231
00:14:57,920 --> 00:14:59,920
‎白い冬

232
00:15:00,000 --> 00:15:00,640
‎白い冬

233
00:15:00,640 --> 00:15:01,480
‎白い冬 無題の詩
イン･ユグオ作

234
00:15:01,480 --> 00:15:02,480
無題の詩
イン･ユグオ作

235
00:15:02,480 --> 00:15:03,760
無題の詩
イン･ユグオ作 ‎雲が空高く漂い

236
00:15:03,760 --> 00:15:04,560
‎雲が空高く漂い

237
00:15:05,560 --> 00:15:07,920
‎霧が視界を遮る

238
00:15:09,000 --> 00:15:11,600
‎竜の炎のごとく容赦ない

239
00:15:13,760 --> 00:15:15,960
‎〈彼は人生初の雪に―〉

240
00:15:16,920 --> 00:15:18,440
‎〈興奮してた〉

241
00:15:18,520 --> 00:15:20,000
‎〈夜遅く雪が降り始めると
‎外に出てきた〉

242
00:15:20,000 --> 00:15:22,880
‎〈夜遅く雪が降り始めると
‎外に出てきた〉 ユリアン･ギトゥ
寮の警備員

243
00:15:24,040 --> 00:15:27,320
‎〈彼は全てを
‎吸収しようとした〉

244
00:15:27,400 --> 00:15:29,640
‎〈空気 自然 建物
‎木々や鳥〉

245
00:15:29,640 --> 00:15:31,000
‎〈空気 自然 建物
‎木々や鳥〉 クリスティナ･レオンテ
隣人

246
00:15:38,520 --> 00:15:43,200
‎〈ルーマニアには
‎失望させられることが―〉

247
00:15:44,840 --> 00:15:47,120
‎〈少なくありません〉

248
00:15:47,200 --> 00:15:52,560
‎〈でも彼はルーマニアに対し
‎違う視点を持ってました〉

249
00:15:52,640 --> 00:15:56,120
‎〈この国の美しさを
‎彼に教わりました〉

250
00:16:02,200 --> 00:16:06,800
‎〈彼は博物館で
‎我々より熱心でした〉

251
00:16:06,880 --> 00:16:09,160
‎〈勉強のため 英語でなく〉

252
00:16:09,160 --> 00:16:09,320
‎〈勉強のため 英語でなく〉 ユリアン･ブクール
バカウ民俗学博物館

253
00:16:09,320 --> 00:16:09,400
ユリアン･ブクール
バカウ民俗学博物館

254
00:16:09,400 --> 00:16:11,760
ユリアン･ブクール
バカウ民俗学博物館 ‎〈ルーマニア語で
‎話すよう頼まれました〉

255
00:16:11,760 --> 00:16:13,080
‎〈ルーマニア語で
‎話すよう頼まれました〉

256
00:16:13,160 --> 00:16:15,280
‎〈好奇心が旺盛でした〉

257
00:16:17,360 --> 00:16:20,320
‎〈まるで
‎別の時代の人みたい〉

258
00:16:21,080 --> 00:16:22,920
‎〈とても繊細〉

259
00:16:23,560 --> 00:16:25,520
‎〈そういう印象です
‎そして…〉

260
00:16:25,520 --> 00:16:26,360
‎〈そういう印象です
‎そして…〉 ティンクタ･
ベルネヴィク

261
00:16:26,360 --> 00:16:26,920
ティンクタ･
ベルネヴィク

262
00:16:27,000 --> 00:16:28,400
ジョージ･バコビア
記念館

263
00:16:28,880 --> 00:16:30,080
‎〈純粋〉

264
00:16:30,160 --> 00:16:32,200
‎〈彼は激しく―〉

265
00:16:32,280 --> 00:16:38,480
‎〈熱意をもって
‎何かを探し求めていました〉

266
00:16:38,560 --> 00:16:42,720
‎〈出発する列車554は…〉

267
00:16:42,800 --> 00:16:46,440
‎〈彼はアルバ･ユリアに
‎行きたがってた〉

268
00:16:47,400 --> 00:16:52,040
‎〈道のりは
‎決して楽ではありません〉

269
00:16:52,120 --> 00:16:55,680
‎〈寒さが厳しい12月１日に
‎バカウから―〉

270
00:16:55,680 --> 00:16:56,160
‎〈寒さが厳しい12月１日に
‎バカウから―〉 イリナ･バカオアヌ
バカウ歴史博物館

271
00:16:56,160 --> 00:16:56,240
イリナ･バカオアヌ
バカウ歴史博物館

272
00:16:56,240 --> 00:16:58,920
イリナ･バカオアヌ
バカウ歴史博物館 ‎〈アルバ･ユリアの
‎記念祭に行く人はまれです〉

273
00:16:58,920 --> 00:17:01,360
‎〈アルバ･ユリアの
‎記念祭に行く人はまれです〉

274
00:17:02,440 --> 00:17:06,360
‎〈目覚めよ
‎　　ルーマニア人よ〉

275
00:17:06,440 --> 00:17:10,400
‎〈死のような眠りから〉

276
00:17:13,800 --> 00:17:17,120
‎〈彼は興奮し
‎電話してきました〉

277
00:17:17,920 --> 00:17:20,880
‎〈眠れなかったそうです〉

278
00:17:21,760 --> 00:17:24,640
‎〈アルバ･ユリアへの
‎列車で〉

279
00:17:24,720 --> 00:17:27,120
‎〈国歌を歌っていました〉

280
00:17:28,680 --> 00:17:34,200
‎〈“母さん 大勢の人と共に
‎パレードに参加するよ”と〉

281
00:17:37,800 --> 00:17:39,160
‎今年は統一100年を祝い
‎多くの国民が

282
00:17:39,160 --> 00:17:41,440
‎今年は統一100年を祝い
‎多くの国民が ユグオのブログ

283
00:17:41,440 --> 00:17:41,520
ユグオのブログ

284
00:17:41,520 --> 00:17:44,280
ユグオのブログ ‎各地から
‎アルバ･ユリアへ集まった

285
00:17:44,280 --> 00:17:44,760
‎各地から
‎アルバ･ユリアへ集まった

286
00:17:44,840 --> 00:17:49,320
‎この祝賀に参加し
‎記録できて幸せだ

287
00:17:56,120 --> 00:17:58,880
‎〈ルーマニア万歳！〉

288
00:17:58,960 --> 00:18:02,360
‎〈ユグオは誰よりも多くの〉

289
00:18:02,440 --> 00:18:04,960
‎〈国旗を身にまとってた〉

290
00:18:05,560 --> 00:18:10,560
‎〈彼は感動した様子で
‎“共に祝いましょう”と〉

291
00:18:12,400 --> 00:18:13,680
‎もう孤独になる心配はない

292
00:18:13,680 --> 00:18:15,080
‎もう孤独になる心配はない ユグオのブログ

293
00:18:15,080 --> 00:18:15,360
‎もう孤独になる心配はない

294
00:18:16,160 --> 00:18:19,360
‎この国の人々は僕に
‎優しさをくれた

295
00:18:19,440 --> 00:18:24,720
‎何者でもない僕を
‎認めて支えてくれた

296
00:18:25,760 --> 00:18:29,000
‎僕は国への愛を表しただけ

297
00:18:30,320 --> 00:18:31,160
‎はい？

298
00:18:31,240 --> 00:18:32,720
‎なぜここへ？

299
00:18:32,800 --> 00:18:37,320
‎ルーマニアの文化が好きで
‎皆さんと 統一記念を―

300
00:18:37,400 --> 00:18:38,960
‎お祝いに来ました

301
00:18:39,040 --> 00:18:42,280
‎この国の輝かしい未来を
‎願います

302
00:18:42,360 --> 00:18:43,400
‎ご出身は？

303
00:18:43,480 --> 00:18:45,120
‎中国です

304
00:18:45,760 --> 00:18:48,560
‎〈遥か遠い国から来て〉

305
00:18:48,640 --> 00:18:49,680
ヴィクトル･
チオヴィルナチェ ‎〈この国のすばらしさを
‎あれだけ率直に語る人は…〉

306
00:18:49,680 --> 00:18:49,760
‎〈この国のすばらしさを
‎あれだけ率直に語る人は…〉

307
00:18:49,760 --> 00:18:50,960
‎〈この国のすばらしさを
‎あれだけ率直に語る人は…〉 祝賀祭の参加者

308
00:18:50,960 --> 00:18:53,840
‎〈この国のすばらしさを
‎あれだけ率直に語る人は…〉

309
00:18:54,800 --> 00:18:57,240
‎〈見たことありません〉

310
00:18:58,760 --> 00:19:02,200
‎ルーマニアの伝統料理に
‎招待された

311
00:19:02,280 --> 00:19:05,720
‎そして友人として
‎色々な話をした

312
00:19:10,080 --> 00:19:12,280
‎とても幸せな夜だった

313
00:19:14,400 --> 00:19:19,960
‎“ルーマニア統一100周年祭
‎アルバ･ユリア”

314
00:19:30,480 --> 00:19:34,240
‎〈初めて発行された
‎彼の記事です〉

315
00:19:35,240 --> 00:19:38,480
‎〈“12月１日
‎アルバ･ユリアにて”〉

316
00:19:38,560 --> 00:19:40,640
‎〈“イン･ユグオ”〉

317
00:19:49,160 --> 00:19:52,040
‎うれしい時は公園へ行きたい

318
00:19:53,600 --> 00:19:54,520
‎バカウの公園の主権は
‎カラスにある

319
00:19:54,520 --> 00:19:58,360
‎バカウの公園の主権は
‎カラスにある ユグオのブログ

320
00:19:58,360 --> 00:19:58,960
ユグオのブログ

321
00:19:58,960 --> 00:19:59,760
ユグオのブログ ‎絶えず羽の音が聞こえる

322
00:19:59,760 --> 00:20:01,920
‎絶えず羽の音が聞こえる

323
00:20:14,840 --> 00:20:19,080
‎ついに竜が
‎家を見つけたような気分だ

324
00:20:28,600 --> 00:20:33,480
‎僕にはまだ発見すべきことが
‎山ほどある

325
00:20:35,600 --> 00:20:41,120
‎時間はたっぷりあるし
‎僕のエネルギーは無限だ

326
00:21:01,440 --> 00:21:02,040
‎〈2019年１月４日
‎ユグオに会いました〉

327
00:21:02,040 --> 00:21:03,760
‎〈2019年１月４日
‎ユグオに会いました〉 ティンクタ･
ベルネヴィク

328
00:21:03,760 --> 00:21:03,840
‎〈2019年１月４日
‎ユグオに会いました〉

329
00:21:03,840 --> 00:21:06,480
‎〈2019年１月４日
‎ユグオに会いました〉 ジョージ･
バコビア記念館

330
00:21:06,480 --> 00:21:07,320
‎〈2019年１月４日
‎ユグオに会いました〉

331
00:21:08,520 --> 00:21:10,480
‎〈記念館に来ました〉

332
00:21:12,000 --> 00:21:14,560
‎〈ガイドツアーの最後に―〉

333
00:21:15,240 --> 00:21:18,640
‎〈彼は来客帳に
‎何か書き始めました〉

334
00:21:18,720 --> 00:21:23,280
‎〈背が高いので
‎ひざをついていたのですが〉

335
00:21:23,360 --> 00:21:28,120
‎〈私には何か
‎特別な瞬間に見えました〉

336
00:21:28,200 --> 00:21:33,320
‎〈この地へ 祈りを
‎捧げるように見えたのです〉

337
00:21:33,400 --> 00:21:36,320
‎〈写真を撮らせて
‎もらいました〉

338
00:21:38,280 --> 00:21:42,240
‎〈残念ながらその後
‎悲劇が起き〉

339
00:21:42,320 --> 00:21:48,840
‎〈警察の身元確認に
‎この写真が使われました〉

340
00:21:57,240 --> 00:22:02,040
‎〈金曜の夜 ネアムツ要塞へ
‎行くと言い出しました〉

341
00:22:02,120 --> 00:22:07,120
‎〈悪天候だったので
‎必死で止めました〉

342
00:22:08,320 --> 00:22:13,160
‎〈でも彼は行くと決め
‎列車に乗りました〉

343
00:22:13,840 --> 00:22:15,880
‎〈列車は途中の駅で〉

344
00:22:15,960 --> 00:22:18,840
‎〈通常より長く
‎停車しました〉

345
00:22:19,560 --> 00:22:25,120
‎〈何の情報も得られず
‎パニックを起こした彼は―〉

346
00:22:25,800 --> 00:22:29,640
‎〈降りる駅だと
‎勘違いしたのです〉

347
00:22:31,360 --> 00:22:34,280
‎〈動き出す列車から
‎降りようと〉

348
00:22:34,840 --> 00:22:36,800
‎〈ドアを開けました〉

349
00:22:37,560 --> 00:22:40,560
‎〈目の前には雪の海〉

350
00:22:41,560 --> 00:22:47,040
‎〈雪の下に 石の距離標識が
‎あると知らずに飛び下り―〉

351
00:22:47,960 --> 00:22:50,840
‎〈頭を打ったのです〉

352
00:22:51,560 --> 00:22:54,520
‎〈一瞬の出来事でした〉

353
00:23:17,840 --> 00:23:22,040
‎〈幼い頃は
‎よく浴槽で遊んだわね〉

354
00:23:23,160 --> 00:23:25,080
‎〈水をまき散らし〉

355
00:23:25,160 --> 00:23:28,520
‎〈部屋は
‎あなたの笑い声で溢れてた〉

356
00:23:29,480 --> 00:23:33,440
‎〈あなたは
‎“宇宙の本質は灰だ”と〉

357
00:23:35,160 --> 00:23:39,720
‎〈“地球は太陽の灰で
‎太陽は銀河系の灰”〉

358
00:23:39,800 --> 00:23:42,720
‎〈“全て 燃え殻だよ”と〉

359
00:23:45,520 --> 00:23:47,640
‎〈５歳の時だった〉

360
00:24:09,320 --> 00:24:12,320
‎〈私は笑い方を忘れました〉

361
00:24:15,840 --> 00:24:19,720
‎〈もし別の世界が
‎存在するなら―〉

362
00:24:20,360 --> 00:24:24,880
‎〈彼がそこで 夢を
‎追い続けてると願います〉

363
00:24:26,400 --> 00:24:30,400
‎〈彼が元気で
‎幸せでいると願います〉

364
00:24:31,400 --> 00:24:35,000
‎〈彼の望む人生を
‎送っていると〉

365
00:24:47,960 --> 00:24:50,960
‎〈心を強く持たなくては〉

366
00:24:57,960 --> 00:25:02,720
‎〈息子を行かせて
‎後悔してるかと聞かれます〉

367
00:25:03,480 --> 00:25:06,760
‎〈でも 後悔はありません〉

368
00:25:09,000 --> 00:25:13,320
‎〈親として最大の願いは〉

369
00:25:13,400 --> 00:25:17,200
‎〈我が子が
‎夢を叶えることですから〉

370
00:25:19,720 --> 00:25:25,120
‎〈夢を追うことを恐れては
‎何も得られません〉

371
00:25:27,520 --> 00:25:30,080
‎〈バカウは彼の“家”です〉

372
00:25:32,280 --> 00:25:35,560
‎〈カルパティア山脈の
‎ふもとで〉

373
00:25:35,640 --> 00:25:39,880
‎〈彼が夢のような80日間を
‎過ごした町ですから〉

374
00:25:49,880 --> 00:25:54,840
‎〈彼が“母さん 竜になって
‎飛び回る夢を見た”と〉

375
00:25:57,080 --> 00:25:59,320
‎〈“でも僕は死んで―”〉

376
00:26:00,400 --> 00:26:04,160
‎〈“空から落ち
‎亡‎骸(がら)‎が人々の手に渡った”〉

377
00:26:05,520 --> 00:26:08,080
‎〈“幸せな夢だった”と〉

378
00:26:22,000 --> 00:26:25,280
‎17歳になるはずだった
‎2019年３月15日

379
00:26:25,360 --> 00:26:28,680
‎ユグオはバカウの
‎名誉市民に認定された

380
00:26:30,120 --> 00:26:33,640
‎両親はバカウ大学の
‎優秀な学生のために

381
00:26:33,720 --> 00:26:36,920
‎息子の名を冠した
‎奨学金制度を設立

382
00:26:37,000 --> 00:26:39,440
‎生涯 出資を続けていく

383
00:26:41,200 --> 00:26:44,720
‎ユグオと
‎彼が愛する両親に捧げる

384
00:28:15,160 --> 00:28:20,160
‎日本語字幕　宇佐見 亜沙



