1
00:00:34,576 --> 00:00:36,286
バイオリンが大好き

2
00:00:38,621 --> 00:00:41,207
人生で一番の悩みは——

3
00:00:42,250 --> 00:00:45,628
家族の健康のことかな

4
00:00:46,046 --> 00:00:48,923
いつも誰かが具合悪いの

5
00:00:50,091 --> 00:00:54,345
そうすると
病院に行くのが優先される

6
00:00:54,471 --> 00:00:59,517
“演奏はあとで聞く
薬をもらいに行くのが先〟

7
00:00:59,642 --> 00:01:02,103
そう言われちゃう

8
00:01:02,270 --> 00:01:06,733
仕方ないから
独りで弾くことにする

9
00:01:08,026 --> 00:01:11,404
もし学校にバイオリンが
なかったら

10
00:01:11,529 --> 00:01:13,239
私は…

11
00:01:13,364 --> 00:01:15,116
どうしてたかな

12
00:01:15,408 --> 00:01:17,077
考えたくない

13
00:01:34,052 --> 00:01:38,515
世界のレコーディングの
中心地 ロサンゼルス

14
00:01:42,435 --> 00:01:46,773
楽器を無料で修理して
生徒に提供する——

15
00:01:46,898 --> 00:01:50,151
アメリカで
最後の学区の１つだ

16
00:01:57,492 --> 00:01:58,952
市の中心部で——

17
00:01:59,077 --> 00:02:03,289
熱心な技術者たちが
８万もの楽器を管理

18
00:02:03,414 --> 00:02:06,376
１９５９年から続く
事業である

19
00:02:47,375 --> 00:02:52,005
ラスト･リペア･ショップ

20
00:02:52,130 --> 00:02:53,756
“高校〟

21
00:02:56,676 --> 00:03:00,263
ここには４つの部門がある

22
00:03:00,388 --> 00:03:04,517
金管楽器の修理
弦楽器の修理

23
00:03:04,642 --> 00:03:09,022
木管楽器の修理
ピアノの作業場だ

24
00:03:09,981 --> 00:03:11,482
まずは弦楽器

25
00:03:14,652 --> 00:03:18,031
手書きは読みづらい場合がある

26
00:03:21,993 --> 00:03:25,246
“バイオリン　ペグの破損〟

27
00:03:25,371 --> 00:03:27,790
“修理をお願いします〟

28
00:03:29,459 --> 00:03:32,462
この場合 ペグを取り外し

29
00:03:32,587 --> 00:03:34,047
新品と交換

30
00:03:34,172 --> 00:03:40,345
弦楽器
ダナ

31
00:03:35,465 --> 00:03:39,510
弦を張って 楽器を生徒に戻す

32
00:03:42,597 --> 00:03:44,015
木の割れ方は——

33
00:03:44,974 --> 00:03:46,684
独特なんだ

34
00:03:50,813 --> 00:03:53,900
ヒビが入るとノイズが生まれる

35
00:03:54,275 --> 00:03:59,447
チェロの小さなノイズの
発生源を探るのは難しい

36
00:04:06,704 --> 00:04:09,040
見つけるとホッとする

37
00:04:15,129 --> 00:04:18,174
子供にも苦労はある

38
00:04:22,303 --> 00:04:27,308
愛され 支えられて育つ
子供もいれば——

39
00:04:29,352 --> 00:04:33,273
機能不全の家庭で育つ
子供もいる

40
00:04:36,901 --> 00:04:41,197
感情や精神が壊れると
直すのは難しい

41
00:04:42,573 --> 00:04:44,534
接着剤では直せない

42
00:04:45,743 --> 00:04:47,036
長い時間と——

43
00:04:47,662 --> 00:04:49,789
ケアが必要なんだ

44
00:04:59,465 --> 00:05:05,888
私は 27歳くらいの頃に
カミングアウトした

45
00:05:09,934 --> 00:05:12,770
1975年のことだ

46
00:05:13,938 --> 00:05:18,359
当時は今と違い
ゲイは拒絶されてた

47
00:05:18,484 --> 00:05:20,611
“同性愛者を攻撃するな〟

48
00:05:19,444 --> 00:05:21,237
路上で殴られたり

49
00:05:22,196 --> 00:05:24,407
殺されたりしたんだ

50
00:05:27,160 --> 00:05:32,623
だから13歳の頃から
ゲイにならないよう必死だった

51
00:05:34,751 --> 00:05:36,419
成長と共に——

52
00:05:37,587 --> 00:05:40,840
自分を変えようとしたんだ

53
00:05:40,965 --> 00:05:42,633
でも無理だった

54
00:05:44,052 --> 00:05:45,803
“自分は壊れてる〟

55
00:05:47,805 --> 00:05:49,766
そう思ったよ

56
00:05:51,309 --> 00:05:55,772
このまま自分を偽り
惨めな思いをするか

57
00:05:57,398 --> 00:06:04,364
本当の自分でいて
拒絶や嘲笑や暴力を受けるか

58
00:06:05,615 --> 00:06:07,950
あるいは自殺するか

59
00:06:08,076 --> 00:06:11,704
私は切迫した状況にいた

60
00:06:16,417 --> 00:06:18,920
私の両親は音楽家で——

61
00:06:19,045 --> 00:06:23,132
母の教えは
“音楽は水泳に似てる〟

62
00:06:24,300 --> 00:06:27,845
そこには常にリズムがある

63
00:06:27,970 --> 00:06:29,097
止まると——

64
00:06:30,139 --> 00:06:31,557
音楽は消える

65
00:06:32,350 --> 00:06:33,851
何事もやめず——

66
00:06:35,311 --> 00:06:36,187
続けること

67
00:06:36,312 --> 00:06:40,983
どんなに悲惨な状況でも
前に進め

68
00:06:42,944 --> 00:06:45,196
やめるな　諦めるな

69
00:06:46,072 --> 00:06:47,365
踏ん張れ

70
00:06:49,325 --> 00:06:50,076
必ず

71
00:06:52,662 --> 00:06:57,750
だから死ぬより
自分を受け入れようと思った

72
00:07:00,253 --> 00:07:04,048
自分は壊れてない
直す必要もない

73
00:07:04,632 --> 00:07:07,468
そう思って受け入れた

74
00:07:09,470 --> 00:07:12,557
夫と出会い 父親になった

75
00:07:13,141 --> 00:07:17,270
彼と一緒になって
23年近くになるよ

76
00:07:23,443 --> 00:07:24,944
そして今も——

77
00:07:27,447 --> 00:07:28,614
生きてる

78
00:07:29,157 --> 00:07:33,786
優しさや愛情を持ち
正直でいられる

79
00:07:34,662 --> 00:07:35,538
だから…

80
00:07:36,330 --> 00:07:38,458
子供にも苦労はある

81
00:07:39,250 --> 00:07:43,504
せめて 楽器の演奏については

82
00:07:44,213 --> 00:07:45,840
力になりたい

83
00:07:56,684 --> 00:07:58,394
もし５年前に僕が——

84
00:07:58,936 --> 00:08:03,649
将来 スーザフォンを
吹いてると言われたら？

85
00:08:04,734 --> 00:08:05,860
こう返す

86
00:08:06,861 --> 00:08:10,656
“ウソつくな　あり得ない〟

87
00:08:11,073 --> 00:08:12,533
“楽器とは無縁だ〟

88
00:08:13,993 --> 00:08:15,036
だって——

89
00:08:15,620 --> 00:08:18,831
高価な楽器なんて
買えなかった

90
00:08:19,415 --> 00:08:23,294
僕の育った環境では
多分みんなそう

91
00:08:23,419 --> 00:08:27,256
両親に ねだったことも
あるけど——

92
00:08:28,007 --> 00:08:29,717
返事はいつも…

93
00:08:32,637 --> 00:08:37,767
“チューバかお前の
どちらかしか家に置けない〟

94
00:08:39,060 --> 00:08:41,354
つまりダメってこと

95
00:08:42,813 --> 00:08:47,109
でも幸い
学校にスーザフォンがあった

96
00:08:52,532 --> 00:08:53,783
当時 僕は…

97
00:08:54,659 --> 00:08:56,869
13歳か14歳

98
00:08:57,453 --> 00:09:00,790
そう考えると感慨深いな

99
00:09:00,915 --> 00:09:02,542
今は18歳

100
00:09:02,667 --> 00:09:06,587
高校を卒業して
大学に通い始めた

101
00:09:06,712 --> 00:09:10,132
音楽を仕事にする道を探るよ

102
00:09:10,258 --> 00:09:12,385
音楽が好きなんだ

103
00:09:12,510 --> 00:09:14,887
学校に楽器がなかったら…

104
00:09:17,181 --> 00:09:18,683
どうなってたろ

105
00:09:21,102 --> 00:09:22,311
例えば——

106
00:09:23,229 --> 00:09:26,482
“金管楽器部門
ユーフォニアム〟

107
00:09:26,607 --> 00:09:29,735
“隙間あり　要はんだ付け〟

108
00:09:30,611 --> 00:09:35,199
“超音波洗浄と
丁寧な整備をお願いします〟

109
00:09:30,861 --> 00:09:36,701
金管楽器
パティ

110
00:09:41,747 --> 00:09:43,583
よく思うの

111
00:09:44,375 --> 00:09:48,588
“どんな子が
この楽器を使ってたのかな？〟

112
00:09:49,880 --> 00:09:52,341
大きな瓶があって——

113
00:09:52,800 --> 00:09:54,927
“宝物の瓶〟と呼んでる

114
00:09:55,052 --> 00:09:59,807
楽器の中で見つけた物を
入れてあるの

115
00:10:01,517 --> 00:10:05,187
電池 ビー玉 キャンディー

116
00:10:05,313 --> 00:10:07,315
鉛筆 消しゴム

117
00:10:08,482 --> 00:10:09,609
オモチャ

118
00:10:10,359 --> 00:10:12,320
小さな人形

119
00:10:12,445 --> 00:10:13,863
髪がフサフサのね

120
00:10:14,447 --> 00:10:20,494
まるで 子供と私が
秘密の会話をしてるみたい

121
00:10:22,496 --> 00:10:26,375
もし楽器が話せたら——

122
00:10:26,500 --> 00:10:29,503
どんな話が聞けるかしら

123
00:10:33,257 --> 00:10:37,094
私の人生は大冒険よ

124
00:10:37,928 --> 00:10:40,431
恐怖の大冒険ね

125
00:10:43,768 --> 00:10:48,648
生まれはメキシコの町モレリア

126
00:10:50,524 --> 00:10:55,446
母によく言われたわ
“人生に限界はない〟

127
00:10:56,155 --> 00:10:58,532
“あなたは賢くて強い〟

128
00:10:59,116 --> 00:11:01,619
“全力で目標に向かえ〟

129
00:11:02,787 --> 00:11:07,667
子供の頃から
アメリカンドリームに憧れてた

130
00:11:07,792 --> 00:11:11,462
それで渡米することにしたの

131
00:11:11,587 --> 00:11:14,965
心に決めたら 実行するのみよ

132
00:11:18,928 --> 00:11:20,471
夜通し移動した

133
00:11:23,432 --> 00:11:26,602
ライトアップされた
ビル群を見て——

134
00:11:29,730 --> 00:11:31,524
驚嘆したわ

135
00:11:31,649 --> 00:11:36,487
想像してたより
現実のほうがすごくてね

136
00:11:42,118 --> 00:11:46,330
私はシングルマザーで
子供が２人いた

137
00:11:46,455 --> 00:11:49,291
娘は３歳 息子は６歳

138
00:11:49,417 --> 00:11:50,793
仕事が必要よ

139
00:11:51,544 --> 00:11:56,424
楽器店で働き始める際
店主に言われた

140
00:11:53,587 --> 00:11:56,424
“修理〟
“レンタル〟

141
00:11:56,549 --> 00:12:00,720
“チャンスをやる
試用期間は１週間〟

142
00:12:02,930 --> 00:12:05,266
仕事はケースの掃除と

143
00:12:05,391 --> 00:12:09,103
店主が修理する楽器の準備

144
00:12:10,020 --> 00:12:12,481
そして１週間後に言われた

145
00:12:12,606 --> 00:12:14,859
“もう少し雇い続けよう〟

146
00:12:15,651 --> 00:12:20,030
その店で７年間 働いたわ

147
00:12:22,450 --> 00:12:28,164
息子がクラリネットを
習いたいと言い出したの

148
00:12:29,165 --> 00:12:31,959
レンタル代は月20ドル

149
00:12:32,668 --> 00:12:34,253
私には高額よ

150
00:12:34,920 --> 00:12:37,339
シングルマザーにはね

151
00:12:38,257 --> 00:12:39,341
そんな——

152
00:12:40,509 --> 00:12:42,511
余裕はなかった

153
00:12:46,056 --> 00:12:47,892
すごく貧しくて…

154
00:12:57,485 --> 00:12:59,528
食べ物にも困ってた

155
00:13:06,994 --> 00:13:09,914
クリスマスにも何も買えない

156
00:13:13,209 --> 00:13:17,922
アメリカンドリームを
つかむはずが——

157
00:13:18,047 --> 00:13:21,717
子供たちの食事さえ
ままならない

158
00:13:22,551 --> 00:13:24,470
打ちひしがれたわ

159
00:13:32,311 --> 00:13:34,146
数年後——

160
00:13:36,649 --> 00:13:41,445
楽器技術者のマーク･コモーが
電話をくれた

161
00:13:42,196 --> 00:13:47,076
“チャンスだ
ロサンゼルス統一学区ＬＡＵＳＤが——〟

162
00:13:47,368 --> 00:13:51,956
“金管楽器の技術者を
２人募集する〟

163
00:13:52,122 --> 00:13:56,335
“君も応募して
テストを受けろ〟とね

164
00:13:56,460 --> 00:13:58,045
“楽器の修理〟

165
00:14:00,840 --> 00:14:03,133
テストを受けに行ったら——

166
00:14:01,841 --> 00:14:03,717
“この先 立ち入り禁止〟

167
00:14:03,843 --> 00:14:07,179
“従業員専用口〟

168
00:14:05,344 --> 00:14:08,764
応募者は男性12人と私だった

169
00:14:08,889 --> 00:14:10,349
怖かったわ

170
00:14:10,558 --> 00:14:14,812
口から心臓が飛び出そうだった

171
00:14:14,937 --> 00:14:17,898
望みはないと思ったわ

172
00:14:18,023 --> 00:14:21,318
でも 母の言葉を思い出した

173
00:14:21,944 --> 00:14:23,946
“人生に限界はない〟

174
00:14:24,280 --> 00:14:26,282
“あなたは賢くて強い〟

175
00:14:26,407 --> 00:14:28,742
“全力で目標に向かえ〟

176
00:14:29,994 --> 00:14:33,706
テストの前夜
子供たちに言ったの

177
00:14:33,831 --> 00:14:34,748
“ママは——〟

178
00:14:35,499 --> 00:14:37,501
“テストを受けに行く〟

179
00:14:37,626 --> 00:14:39,378
“うまくいけば——〟

180
00:14:40,588 --> 00:14:43,757
“生活がガラッと変わる〟とね

181
00:14:45,426 --> 00:14:49,555
テストはすごく難しかった

182
00:14:51,348 --> 00:14:54,184
細かいパーツの洗浄よ

183
00:14:58,689 --> 00:15:02,318
ピストンは上下に動くもの

184
00:15:02,443 --> 00:15:07,823
ケーシングとピストンは
小さなバルブガイドで

185
00:15:07,948 --> 00:15:09,909
固定される

186
00:15:10,659 --> 00:15:15,289
小さなへこみや
キズ 汚れがあると——

187
00:15:20,586 --> 00:15:21,837
音が出ない

188
00:15:24,548 --> 00:15:25,925
テストを受けて——

189
00:15:27,927 --> 00:15:30,220
家に帰った

190
00:15:31,931 --> 00:15:37,311
不採用だろうと思って
悲しくて落ち込んだわ

191
00:15:37,770 --> 00:15:40,356
周りが優秀に思えたの

192
00:15:41,482 --> 00:15:45,569
結果を待つ気にさえ
なれなかった

193
00:15:45,694 --> 00:15:49,239
望みがないと思ったのは

194
00:15:49,490 --> 00:15:53,118
男性従業員しか
いなかったのもある

195
00:15:53,911 --> 00:15:56,163
テストのことは忘れて——

196
00:15:56,956 --> 00:16:01,001
採用なんて
期待しないことにした

197
00:16:01,669 --> 00:16:03,170
あり得ないもの

198
00:16:06,048 --> 00:16:07,049
そう

199
00:16:12,513 --> 00:16:15,516
その後 電話が来た

200
00:16:17,601 --> 00:16:20,354
あの時の気持ちは格別よ

201
00:16:21,897 --> 00:16:22,940
私は…

202
00:16:24,733 --> 00:16:27,820
叫んで 飛び跳ねたわ

203
00:16:30,364 --> 00:16:32,241
その夜 子供たちに——

204
00:16:34,785 --> 00:16:37,705
“やったわ〟って報告した

205
00:16:40,457 --> 00:16:41,667
やったわ

206
00:16:44,545 --> 00:16:50,634
ここで働き始めたのは
2004年１月26日

207
00:16:51,719 --> 00:16:56,015
それからずっと
私専用の作業台を使ってる

208
00:17:00,561 --> 00:17:02,563
今も変わらずにね

209
00:17:06,275 --> 00:17:10,195
音楽は私の人生を変えた
間違いなくね

210
00:17:10,320 --> 00:17:12,156
９歳の時——

211
00:17:12,322 --> 00:17:16,910
学校がサクソフォンと
ケースを与えてくれた

212
00:17:17,036 --> 00:17:18,620
美しいでしょ

213
00:17:19,121 --> 00:17:22,041
私はいつも家の中で遊んでた

214
00:17:22,166 --> 00:17:26,754
元気がよくて
物を投げては散らかしてた

215
00:17:26,879 --> 00:17:31,717
サクソフォンを通して
自律心が高まったわ

216
00:17:31,842 --> 00:17:37,598
例えば 時間を守り
練習して 身なりを整える

217
00:17:37,723 --> 00:17:40,893
シャワーや歯磨きも欠かせない

218
00:17:41,018 --> 00:17:43,145
集中力も高まった

219
00:17:44,521 --> 00:17:50,736
緊張してる時 悲しい時
怒ってる時に吹くと…

220
00:17:58,660 --> 00:18:00,120
心が落ち着く

221
00:18:01,497 --> 00:18:05,584
“ＬＡＵＳＤ〟

222
00:18:01,747 --> 00:18:05,584
でもＧシャープキーが
毎回 引っかかるの

223
00:18:07,294 --> 00:18:11,256
木管楽器の例はサクソフォン

224
00:18:11,381 --> 00:18:16,011
“ネジ紛失　ジョイント部
テーブルキー　Ｆキー〟

225
00:18:16,845 --> 00:18:20,891
他にも
“Ｇシャープキーが取れた〟

226
00:18:21,058 --> 00:18:22,684
“総点検 願います〟

227
00:18:23,894 --> 00:18:27,231
この場合 まず評価を行う

228
00:18:28,774 --> 00:18:34,279
木管楽器
デュエイン

229
00:18:32,694 --> 00:18:34,279
ここは——

230
00:18:35,114 --> 00:18:37,199
木管楽器の部門

231
00:18:37,324 --> 00:18:41,954
楽器のキーやネジ
ロッド バネに——

232
00:18:42,746 --> 00:18:46,542
変形やサビが生じると
隙間ができる

233
00:18:48,043 --> 00:18:51,380
パズルのように
隙間があれば塞ぎ

234
00:18:51,505 --> 00:18:53,549
また次の隙間を塞ぐ

235
00:18:54,133 --> 00:18:59,263
パッド１つを直すために
楽器を分解することもある

236
00:18:59,596 --> 00:19:01,765
何としても直すよ

237
00:19:02,182 --> 00:19:05,352
演奏する子供のためだ

238
00:19:06,687 --> 00:19:08,230
１つの楽器が——

239
00:19:09,940 --> 00:19:11,692
人生を変えるかも

240
00:19:16,029 --> 00:19:18,073
“心臓が弱い人は——〟

241
00:19:18,240 --> 00:19:19,825
“見ないように〟

242
00:19:19,950 --> 00:19:20,784
“これは——〟

243
00:19:20,659 --> 00:19:23,245
僕の音楽の原点は——

244
00:19:21,118 --> 00:19:25,289
「フランケンシュタインの
　花嫁」

245
00:19:25,581 --> 00:19:28,375
フランケンシュタインの映画

246
00:19:32,171 --> 00:19:35,007
フランケンシュタインは
森の中で——

247
00:19:35,132 --> 00:19:39,720
シャベルなどを持った人々に
追いかけられる

248
00:19:41,305 --> 00:19:45,434
自分のいじめられた経験と
重なるんだ

249
00:19:47,227 --> 00:19:50,606
いじめる側の気持ちは
分からないが——

250
00:19:51,064 --> 00:19:55,402
僕は少々変わってると
言われることがある

251
00:19:55,527 --> 00:19:56,361
ああ

252
00:19:57,613 --> 00:19:58,864
そうだ

253
00:20:00,449 --> 00:20:05,746
あるシーンで
森に住む 目の見えない老人が

254
00:20:05,871 --> 00:20:09,249
家の中でバイオリンを
弾いている

255
00:20:10,334 --> 00:20:12,502
フランケンシュタインが
それを聞き

256
00:20:12,628 --> 00:20:17,549
涙を流しそうになりながら
音をたどる

257
00:20:17,674 --> 00:20:20,844
老人は外の音に気づき

258
00:20:20,969 --> 00:20:24,932
彼を招き入れ お茶をふるまう

259
00:20:26,767 --> 00:20:30,979
僕は 弦の上を走る弓が——

260
00:20:31,104 --> 00:20:36,026
怪物の涙を誘い
心を和ませることに感動した

261
00:20:38,528 --> 00:20:44,243
数年後 古物市で
バイオリンを見つけたんだ

262
00:20:44,868 --> 00:20:46,536
とっさに思ったよ

263
00:20:46,662 --> 00:20:49,790
“あのバイオリンを弾きたい〟

264
00:20:49,915 --> 00:20:54,628
値段は20ドルだが
手元に５ドルしかない

265
00:20:55,337 --> 00:20:58,423
そこでヒッチハイクで
家に戻り

266
00:20:58,548 --> 00:21:00,342
母に懇願した

267
00:21:00,467 --> 00:21:01,760
“20ドル貸して〟

268
00:21:01,885 --> 00:21:04,221
“古物市まで車で送って〟

269
00:21:05,389 --> 00:21:07,724
古物市に戻ると——

270
00:21:07,849 --> 00:21:10,978
バイオリンが見当たらない

271
00:21:12,896 --> 00:21:14,523
通路を間違ってた

272
00:21:14,856 --> 00:21:17,359
別の通路にあったよ

273
00:21:17,776 --> 00:21:21,613
ケースの内側は
黄緑色のフェルト

274
00:21:21,738 --> 00:21:26,576
以来 食事も忘れるほど
バイオリンに夢中になった

275
00:21:26,994 --> 00:21:31,623
ひたすら弾いて 弾いて
学んで 弾いて 学んだ

276
00:21:33,709 --> 00:21:36,378
高校では音楽の授業に熱中

277
00:21:36,503 --> 00:21:39,006
他の教科は拷問だったね

278
00:21:40,757 --> 00:21:43,510
バンジョーを持ってる友達と

279
00:21:43,635 --> 00:21:45,762
バンドを始めた

280
00:21:45,887 --> 00:21:50,392
フィドルとバンジョー
親友のチャックがギターだ

281
00:21:50,559 --> 00:21:54,980
バンド名は
有名な元炭鉱町にちなみ——

282
00:21:55,105 --> 00:21:57,524
“ボディ･マウンテン･
エクスプレス〟

283
00:21:57,649 --> 00:22:02,612
演奏できる場所がないか
楽器店で聞いたら

284
00:22:02,779 --> 00:22:05,824
“ここで演奏してみろ〟と言う

285
00:22:05,949 --> 00:22:08,201
ヒルビリー･バンドらしく——

286
00:22:08,327 --> 00:22:12,622
シェーカーやスプーンも
使って演奏した

287
00:22:12,831 --> 00:22:16,209
バンジョー奏者は
目の動きでアピール

288
00:22:19,338 --> 00:22:24,343
店主は電話を手に取り
誰かと話していた

289
00:22:24,634 --> 00:22:28,347
間もなくキャデラックが
店の前へ

290
00:22:28,722 --> 00:22:29,973
現れたのは——

291
00:22:31,266 --> 00:22:35,520
トム･パーカー大佐
エルヴィスのマネジャーだ

292
00:22:35,645 --> 00:22:39,107
大佐の友人には
リベラーチェや

293
00:22:39,232 --> 00:22:41,151
フランク･シナトラがいた

294
00:22:41,276 --> 00:22:46,573
気づくとフランクの家で
小コンサートをしてたよ

295
00:22:47,115 --> 00:22:49,576
リベラーチェの家でもね

296
00:22:50,452 --> 00:22:51,119
急展開だ

297
00:22:51,411 --> 00:22:54,289
1975年の大みそかには——

298
00:22:54,414 --> 00:22:55,791
“エルヴィス公演〟

299
00:22:55,874 --> 00:22:59,544
大佐のおかげで
エルヴィスの公演に出演

300
00:22:59,669 --> 00:23:01,171
デュエインを紹介する

301
00:23:01,296 --> 00:23:03,298
観客は７万3000人

302
00:23:03,632 --> 00:23:05,550
僕らがトップバッターだ

303
00:23:05,675 --> 00:23:09,513
オーバーオール姿の僕らに
観客の反応は

304
00:23:09,805 --> 00:23:12,099
“この田舎者は誰？〟

305
00:23:13,975 --> 00:23:17,354
興行収益は新記録を達成した

306
00:23:20,023 --> 00:23:21,233
“エルヴィス！〟

307
00:23:21,358 --> 00:23:22,526
“ボディ･マウンテン･
　エクスプレス〟

308
00:23:21,983 --> 00:23:26,488
数年後 雇われた
西海岸にある遊園地で

309
00:23:26,988 --> 00:23:28,323
妻と出会った

310
00:23:28,448 --> 00:23:32,994
その遊園地で
フィドルを演奏する僕に——

311
00:23:33,120 --> 00:23:34,996
ホレたそうだ

312
00:23:35,122 --> 00:23:39,418
その後 ディズニーランドに
スカウトされた

313
00:23:39,543 --> 00:23:41,837
ただし 演奏地は——

314
00:23:41,962 --> 00:23:44,423
フロリダの
ディズニー･ワールド

315
00:23:44,923 --> 00:23:45,924
いいね！

316
00:23:47,676 --> 00:23:50,137
大佐とは親しくしてた

317
00:23:50,262 --> 00:23:53,932
彼は 僕の息子の名づけ親だ

318
00:23:54,474 --> 00:23:57,436
ウソみたいだが本当の話さ

319
00:23:57,561 --> 00:24:03,233
20ドルのフィドルのおかげで
世界中を回ったよ

320
00:24:03,650 --> 00:24:05,152
“1979年〟

321
00:24:06,194 --> 00:24:11,032
このフィドルが僕の可能性を
広げたんだ

322
00:24:16,955 --> 00:24:20,292
ボディ･マウンテン･
エクスプレスでした

323
00:24:20,417 --> 00:24:22,586
そして今に至る

324
00:24:23,462 --> 00:24:28,049
楽器を気軽に
演奏してもらいたいんだ

325
00:24:28,675 --> 00:24:32,762
楽器を買う余裕のない
子供たちにね

326
00:24:34,014 --> 00:24:35,557
１つの楽器が——

327
00:24:42,272 --> 00:24:44,024
人生を変えるかも

328
00:24:45,817 --> 00:24:52,115
未来のグラミー賞受賞者の
楽器を修理してると思うと

329
00:24:52,240 --> 00:24:54,159
夢があるだろ

330
00:25:01,791 --> 00:25:06,463
３歳の時
父に“きらきら星〟の弾き方を

331
00:25:06,588 --> 00:25:09,132
教わったのを覚えてる

332
00:25:09,257 --> 00:25:11,927
ピアノを始めて９年よ

333
00:25:12,135 --> 00:25:14,429
思い入れがあるから——

334
00:25:14,554 --> 00:25:16,097
ウルウルしちゃう

335
00:25:17,224 --> 00:25:20,393
ずっとピアノを弾いてきた

336
00:25:22,020 --> 00:25:25,857
心の健康を保つのは
結構 大変

337
00:25:25,982 --> 00:25:31,780
特に学校や将来について
悩んでいると——

338
00:25:31,905 --> 00:25:33,532
ストレスを感じる

339
00:25:33,657 --> 00:25:36,368
きっと失敗するのが怖いの

340
00:25:37,911 --> 00:25:41,540
人生の目的が
見つからないのも怖い

341
00:25:42,457 --> 00:25:46,836
でもステージに立つと
不安は消える

342
00:25:46,962 --> 00:25:50,882
圧倒的な存在感を
示せるからよ

343
00:25:51,258 --> 00:25:55,053
何ていうか…
観客を ある意味——

344
00:25:56,137 --> 00:25:57,973
魅了できるでしょ

345
00:26:00,517 --> 00:26:02,143
注目されることで

346
00:26:03,311 --> 00:26:06,606
力が湧く気がするの

347
00:26:48,440 --> 00:26:49,691
こんな感じ

348
00:26:52,986 --> 00:26:54,654
次はピアノ

349
00:26:55,780 --> 00:26:57,282
面白い案件は…

350
00:26:59,451 --> 00:27:00,952
あるかな

351
00:27:01,286 --> 00:27:04,205
私の役目は責任者として——

352
00:27:04,331 --> 00:27:07,417
適宜 修理を進めること

353
00:27:07,542 --> 00:27:12,756
安全基準を守り
従業員の幸せを重んじること

354
00:27:12,881 --> 00:27:16,676
ここでは みんな家族だからね

355
00:27:19,721 --> 00:27:21,514
私はここの責任者

356
00:27:23,391 --> 00:27:25,810
最初はピアノ調律師だった

357
00:27:28,229 --> 00:27:35,612
ピアノ
スティーブ

358
00:27:29,230 --> 00:27:33,360
ピアノを初めて見た時のことは
忘れない

359
00:27:34,611 --> 00:27:38,865
私はアルメニア人で
バクー市の出身

360
00:27:38,990 --> 00:27:42,827
旧ソ連国の１つ
アゼルバイジャンの都市だ

361
00:27:45,580 --> 00:27:50,126
音楽の授業中
調律師がピアノを分解した

362
00:27:51,169 --> 00:27:56,383
そして全ての弦を消音して
次々と調律していく

363
00:27:56,508 --> 00:27:59,928
私は最前列に座って
こう思った

364
00:28:00,136 --> 00:28:04,599
“こんなに多くの弦を
全部チェックするのか〟

365
00:28:05,392 --> 00:28:08,061
“パーツが多くて大変そう〟

366
00:28:08,978 --> 00:28:10,105
“すごい〟

367
00:28:12,565 --> 00:28:17,779
60年代後半か70年代前半に
10歳上の兄が——

368
00:28:18,154 --> 00:28:19,572
ギターを買った

369
00:28:21,449 --> 00:28:23,118
触るなと言われたよ

370
00:28:25,537 --> 00:28:29,207
でも兄の不在中に
ギターを手にした

371
00:28:29,332 --> 00:28:34,045
帰宅した兄に怒られ
“少し弾いただけ〟と返すと

372
00:28:34,170 --> 00:28:36,798
兄は気づいたんだ

373
00:28:36,923 --> 00:28:41,845
私がギターを
ただ触っていたのではなく

374
00:28:41,970 --> 00:28:44,097
弾こうとしてたとね

375
00:28:48,601 --> 00:28:50,311
そしてギターをくれた

376
00:28:55,775 --> 00:29:00,780
そのギターは
渡米する日まで持ってたよ

377
00:29:04,951 --> 00:29:09,372
両親は惨事が起きるとは
思ってなかった

378
00:29:10,331 --> 00:29:16,713
友人や隣人たちと
平和に暮らしてきたから——

379
00:29:17,213 --> 00:29:21,509
戦争が始まるなんて
予想外だったんだ

380
00:29:24,220 --> 00:29:27,599
あれは1987年…

381
00:29:28,725 --> 00:29:32,187
86年か87年にバクー市が

382
00:29:33,438 --> 00:29:36,024
アルメニア人を追い出し始めた

383
00:29:38,985 --> 00:29:41,654
日に日に状況は悪化

384
00:29:42,363 --> 00:29:46,117
私は仲間たちと家の前で

385
00:29:46,242 --> 00:29:51,664
たき火をしながら
一晩中 自宅を警備した

386
00:29:52,916 --> 00:29:56,961
ところが
段々と仲間が減っていく

387
00:29:57,212 --> 00:30:01,174
留まるのが怖くて
去っていくんだ

388
00:30:04,761 --> 00:30:07,055
父は楽観的だった

389
00:30:07,263 --> 00:30:08,556
“ここに留まる〟

390
00:30:08,681 --> 00:30:12,852
“だって私は
誰にも害を与えていない〟

391
00:30:12,977 --> 00:30:18,733
“ここはソ連だ
何か起きたら政府が止めるさ〟

392
00:30:22,111 --> 00:30:26,324
父はとても賢い人だったけど…

393
00:30:28,576 --> 00:30:30,245
大きなミスを犯した

394
00:30:32,622 --> 00:30:34,332
留まったことだ

395
00:30:37,585 --> 00:30:39,754
父は職場で背後から——

396
00:30:40,880 --> 00:30:42,549
襲われ 殺された

397
00:30:50,682 --> 00:30:51,766
何とも…

398
00:30:56,187 --> 00:30:57,272
失礼

399
00:31:04,737 --> 00:31:05,697
サムソン

400
00:31:18,585 --> 00:31:20,044
息子に名づけた

401
00:31:25,008 --> 00:31:26,718
当時 私は20歳

402
00:31:27,218 --> 00:31:29,304
母を連れて家を出た

403
00:31:29,429 --> 00:31:33,725
ドアに鍵をかけ
全て置いて出たよ

404
00:31:33,850 --> 00:31:35,184
家族のアルバムも

405
00:31:35,310 --> 00:31:38,521
もちろん兄がくれた——

406
00:31:41,024 --> 00:31:42,400
ギターもだ

407
00:31:44,903 --> 00:31:50,283
アルメニア人の私たちが
空港に行くのは大変だった

408
00:31:50,408 --> 00:31:53,786
路上で襲われるかもしれない

409
00:31:54,579 --> 00:31:59,083
そこで友達の
アゼルバイジャン人たちが

410
00:31:59,208 --> 00:32:01,753
空港まで送ってくれた

411
00:32:01,961 --> 00:32:08,217
空港内でも 彼らが身を挺して
守ってくれたんだ

412
00:32:16,851 --> 00:32:20,355
アメリカに到着後
支援者に会った

413
00:32:20,855 --> 00:32:22,440
ケンとベロニカだ

414
00:32:22,857 --> 00:32:26,069
私が話せる英語は
“ハロー〟ぐらい

415
00:32:27,320 --> 00:32:30,573
頼りは 小さな露英辞典

416
00:32:30,698 --> 00:32:35,662
何か言いたい時は
単語を引いてケンに見せる

417
00:32:35,787 --> 00:32:38,039
彼の職業を聞くと——

418
00:32:38,373 --> 00:32:44,253
ケンは辞書を引いたが
単語が見つからない

419
00:32:45,129 --> 00:32:47,090
でも 美しい絵が——

420
00:32:47,215 --> 00:32:50,510
ピアノの上の壁に
飾ってあった

421
00:32:51,094 --> 00:32:53,805
画家は
ノーマン･ロックウェル

422
00:33:01,145 --> 00:33:03,481
ケンはその絵を指さした

423
00:33:03,606 --> 00:33:10,655
その時 授業中に見た
ピアノ調律師を思い出したんだ

424
00:33:11,906 --> 00:33:17,412
そこで“もしかして
ピアノ調律師？〟と聞くと

425
00:33:17,537 --> 00:33:19,163
当たりだった

426
00:33:19,288 --> 00:33:20,748
笑い合ったよ

427
00:33:20,915 --> 00:33:24,419
仕事を手伝いたいか聞かれた

428
00:33:24,544 --> 00:33:28,923
私はピザの配達や雪かきなど
何でもしてた

429
00:33:29,382 --> 00:33:33,219
“ぜひ やりたい〟と答えると

430
00:33:33,344 --> 00:33:37,265
“では明日からだ
時給は4.25ドル〟

431
00:33:37,473 --> 00:33:39,142
もちろんイエスだ

432
00:33:39,892 --> 00:33:42,520
ケンは私を学校に通わせた

433
00:33:42,645 --> 00:33:46,941
ヤマハやボールドウィン
スタインウェイのね

434
00:33:49,402 --> 00:33:51,779
過去のことがあって——

435
00:33:52,155 --> 00:33:57,869
音楽に携わりたいという
情熱を失っていた

436
00:33:57,994 --> 00:34:00,580
でも その情熱が戻り——

437
00:34:02,874 --> 00:34:04,959
ピアノ調律師になった

438
00:34:09,505 --> 00:34:11,299
人生って不思議だ

439
00:34:29,859 --> 00:34:31,569
バイオリンが大好き

440
00:34:48,628 --> 00:34:52,965
多くの人は壊れた物を見て
“壊れてる〟と——

441
00:34:54,008 --> 00:34:55,510
思うだけだろう

442
00:34:56,469 --> 00:34:58,304
公立学校を見ても…

443
00:34:59,347 --> 00:35:03,518
アメリカや
他の国々を見ても…

444
00:35:04,477 --> 00:35:07,980
古物市のフィドルを見てもね

445
00:35:09,482 --> 00:35:11,317
でも我々は違う

446
00:35:12,735 --> 00:35:16,447
壊れた部分を特定して——

447
00:35:16,948 --> 00:35:21,661
直すことで
完全な状態に戻せると考える

448
00:35:22,453 --> 00:35:23,955
大変な仕事よ

449
00:35:24,080 --> 00:35:25,581
でも何があろうと…

450
00:35:25,706 --> 00:35:26,958
ベストを尽くす

451
00:35:27,083 --> 00:35:29,544
すばらしい任務さ

452
00:35:30,169 --> 00:35:34,549
ここは単なる
楽器の修理店じゃない

453
00:35:36,801 --> 00:35:41,556
楽器が壊れて
生徒が楽器を諦めることは

454
00:35:42,265 --> 00:35:45,059
この街では起こらない

455
00:35:45,852 --> 00:35:49,480
楽器は人生を変え得る

456
00:35:51,691 --> 00:35:53,568
それを陰で支えるのが…

457
00:36:11,169 --> 00:36:12,670
私の仕事よ

458
00:36:31,731 --> 00:36:35,276
ラスト･リペア･ショップ

459
00:37:16,776 --> 00:37:21,155
ルーズベルト高校
２０２５年 卒業組

460
00:37:21,739 --> 00:37:24,742
パームズ中学校
２０２８年 卒業組

461
00:37:26,452 --> 00:37:28,079
ハミルトン高校
２０１１年 卒業組

462
00:37:28,204 --> 00:37:29,872
32番街ＵＳＣ
パフォーミング･アーツ
２００９年 卒業組

463
00:37:29,997 --> 00:37:31,916
ルネサンス･アート･
アカデミー
２０１３年 卒業組

464
00:37:32,875 --> 00:37:34,877
ベニス高校
１９７０年 卒業組

465
00:37:35,002 --> 00:37:37,004
ハミルトン高校
１９９７年 卒業組

466
00:37:37,171 --> 00:37:39,423
ヘイル･チャーターアカデミー
2030年 卒業組

467
00:37:39,548 --> 00:37:42,385
グラント高校
1966年 卒業組

468
00:38:47,116 --> 00:38:49,577
ピアノ調律師 　
ケン･バーゲット

469
00:38:57,710 --> 00:39:01,130
1987年よりＬＡＵＳＤ音楽教師
ビンセント･ウォマック

470
00:39:54,934 --> 00:39:56,936
日本版字幕　小山 朋子

